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- 創立20周年記念事業【国際奉仕事業】ドクターギエムブーダン&SCRC奨学基金設立事業
創立20周年記念事業 国際奉仕事業ドクターギエムブーダン&
SCRC奨学基金設立事業
事業概要
ベトナムでは初中等教育(日本での小中課程)を義務教育としており、就学率は95%以上となっています。
しかしながら、留年や退学などの原因により残存率は80%程度となっている他、地方部においては20%台との統計も出ています。さらに高等教育では、成績優秀であっても経済的に恵まれていないベトナムの学生が多く、十分な教育環境が与えられておらず、進学率はまだまだ低調です。
そのことから当クラブでは、将来を担う、高校課程の学生を奨学金の対象とした新たな基金を設立し、その利息により継続的な支援活動を行うべく、ベトナムの政府関係者と共にこの「ドクターギエムブーダン&SCRC奨学基金設立事業」を行うことと致しました。
ベトナムの学生を資金面で援助することにより、彼らが自らと地域社会のより良い未来の創造に貢献できるチャンスを与える事を目的としています。これは、ロータリーの「世界をより良くしよう」との使命にかなうものであり、この制度の恩恵を受けた奨学生が、ロータリーのファンとなって、ロータリーの発展に寄与してくれることを当クラブとして願うものでもあります。
基金設立・奨学金贈与式
集合写真
事業を終えて
私たち鈴鹿シティロータリークラブは創立20年目の節目を迎え、ベトナム社会主義共和国北部のタイピン省タイフック村の学生を対象とした奨学基金を設立し、平成29年12月3日現地にて第1回奨学金贈呈式を実施しました。このタイフック村は首都ハノイから南東に100キロ程にある農村地域で、都市部と比べ経済格差が大きい地域です。
この基金は地域社会の活性や国際貢献を目指す学生の支援を目的に、ベトナムの国会議員ギエム・ブー・カイ先生の協力を得て立ち上げる事が出来ました。初年度贈呈式典として当クラブは25万円を用意し、鈴鹿から当RC会員や現地の教育関係者合せて100名が出席しました。地元教育委員会から選考された小中高の学生25名に奨学金として贈らせて頂きました。
今後当クラブ本年度森通人会長としては毎年10名以上のこの地域の学生を支援し少なくとも10年はこの奨学基金が継続することを願っています。
記念事業部会 国際奉仕事業担当 副実行委員長
永戸 潤