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はじめに・・・


当クラブでは、十年間の事業活動の基本的な考え方から再度、世界、特に同じアジアの国々に対して目を向け、有益であり、かつ有効な事業を行なう。
 もう一つには、環境保全と青少年育成に対する考え方をふまえ、住みよい環境と豊かな社会づくりに貢献できる事業を行なうという方針のもと、十周年を迎えるに当たり、四つの記念事業を企画・実行しました。

1. 上海ロータリークラブ提携事業『GIFT OF LIFE』
 『GIFT OF LIFE』(命の贈り物)は、上海ロータリークラブの社会奉仕事業で、経済的理由により手術を受けられない主に先天性心臓疾患の子供たちに手術費用(3000ドル)を提供し、その尊い生命を救う事業です。 私たち鈴鹿シティロータリークラブでも本年度10周年記念事業として、3名の尊い命を救うことができました。
上海R.Cとの提携経緯
上海R.C - GIFT OF LIFE
病院訪問:2007年10月17日(水)
合同例会の翌日、杉本会長以下5名の代表が病院を訪問し、チェン・チャン医師と会見し、事業の説明を受けると共に、我々の資金により命を救うことができた3人の子供とその両親と面会しました。

2. 環境図書 『地球の秘密』 寄贈
 この作者の坪田愛華さんは、この本を書き上げた直後に倒れ短い生涯を閉じました。
 その後、国際的なイベント・会議でも紹介され、この『地球の秘密』は日本政府の推薦により、子供としては初めて、「国連グローバル500賞」を受賞、『地球の秘密』は、地球を救い、地球の未来を問いかける「地球を動かしている本」といえるでしょう。
※写真をクリックすると動画をご覧いただけます。
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 この事業は、地域の子供たちの環境問題に対する意識を高め、環境学習の一助となるよう鈴鹿市教育委員会を通じて市内の小学校に環境図書『地球の秘密』60冊を寄贈しました。
 その時の模様がケーブルネット鈴鹿のニュースで紹介されました。
 子供たちと同じ目線で描かれたこの作品が、子供たちの心に残り、大切な地球を守る一助となることを願っています。

3. 交通安全ポスターコンクールの実施
 この事業は、鈴鹿市内の幼稚園や保育園に呼びかけ、交通安全ポスターを描くことを通して親子で交通安全について考え、交通事故のない安全な社会になることを願って企画しました。
 4月末の応募締め切りまでに393作品という多数の応募をいただき、出品園児全員に記念品として「交通安全ぬり絵」を贈呈しました。
 5月9日の社会奉仕担当例会において、全会員により入選作品の選考審査を行い、いずれも優劣つけがたい力作ぞろいの中から金賞5作品、銀賞10作品、銅賞15作品、佳作250作品の計280作品を選出いたしました。
 5月27日、中勢自動車学校の協力を得て、同校の「交通安全フェア」会場に入選作品を展示し、1000名を超える来場者に観覧して頂くとともに、優秀作品表彰式を催し、会長より園児一人一人に賞状、賞品の授与を行いました。賞状を受け取る時の園児のうれしさ満面の笑顔がとても印象的でした。

4. 映画 『早咲きの花』 上映共催
 映画『早咲きの花』を上映することで市民の皆様、特に次代を担う若い人たちに平和の意味と大切さを感じていただき、真に平和で豊かな社会を創造する意識を持っていだだければと考え企画し、去る11月22日(木)16時20分より鈴鹿国際大学・国際文化ホールにて上映会を開催いたしました。
 本作品は、原作者・宗田 理(そうだ おさむ)の幼少時代の実体験をもとにした愛知県豊橋市が舞台の作品で、61年前の戦時中と現在がシンクロしていくストーリーで、本当の意味での「豊かさ」とは何なのか、という熱いメッセージを訴えかけています。
 今回の上映にあたっては、当クラブの青少年育成の一環として、企画から上映まで鈴鹿国際大学の学生と協力しておこないました。