
今からちょうど120年前、4人の経営者が「仲間のあいだで友情を深めたい」と、ある事務所に集まりました。みなさんご承知のようにこれがロータリークラブ例会の原点です。仲間、友情、集う、いまでこそ違和感のない表現ですが、殺伐とした時代では斬新な考えであったと想像します。そしてたった4人のクラブから、親睦と奉仕を中心とし、今では国際的組織へと発展しました。
私はご縁あって鈴鹿シティロータリークラブに入会し、今年度は会長というとても光栄な大役をさせていただきます。そのロータリークラブの原点が120年前の「仲間のあいだで友情を深めたい」というルーツをとても誇りに思います。
このようなことからクラブ運営の目的は、例会が全てだと言っても過言ではないと思います。RI、地区、各クラブ、これらロータリーの組織図は縦ではない、もっと言えば、主役は各クラブで、会員一人ひとりだと言うことです。実際、例会に費やす時間が一番多いのも事実です。すなわち『例会こそロータリー』、この考えを大切に一年間進めたいと思います。
私は職業として長年、食に携わってきました。課題として感じてきたのは食材のロスです。店舗を増やせば、それなりにフードロスが増えて、毎日出るロスに心を痛めてました。
一方、子ども食堂などでは食材が足らない課題があります。欲しいところに欲しいものが届いてないのが現状です。それらをどうにかマッチングできないかと考え、その課題を少しでも解決できればと思います。さらに、その子供たちに食の大切さを学ぶ機会を例会を通じて実現したいと思います。
ただ私自身、ロータリーについては、まだまだ知識不足です。毎週の例会で勉強しながら進めればと思います。
皆さん一年間どうぞよろしくお願いします!